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軍艦島の映画 純のネタバレ [社会]



今や日本では話題の軍艦島
世界遺産に登録されるという
歴史的な島 軍艦島です。


その軍艦島は
当時の私を圧倒する存在感でありました。
公共広告機構のCM



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そして誰もいなくなった ・・・
衝撃的なフレーズ


あの時は 私はまだ中学生でした。
1980年くらいでしたかね ・・・


 軍艦島の映画 純とは 



その中学生くらいの時に作られた
映画 『純』


ネタバレも含んで私の思いなども
入れて書いてみたいと思います。


その映画は
舞台は主に軍艦島ではないのですが


軍艦島に生まれ育った純が
廃坑と共に「生まれ故郷」を追われ
疎開していく事から始まるのです。



その疎開先の
東京で夢を求めて暮らしていく 
一人の若き青年 純の思春期に起こりうる
非現実的な行動・・・


人間が本来から
持つ本能的な部分 潜在意識と


普段から持つ
理想 顕在意識の部分との


そのギャップに焦点を
あわせた映画なのかなと思います。



当時の軍艦島を見たら
分るのではないかと思いますが


その島で華やかな
社会生活を送っていた
その炭鉱の人々たち。


しかし 
日々移り行く経済の影響から
石炭の需要がなくなり
炭鉱の島 軍艦島から
1974年に とうとう
追われるようになるのです。


この ある意味
はかなさと 希望とが
入り混じった離島において


その方々がどのような
思いを持って その後生きて
いくこととなるかについても
語られた映画だと思います。


この映画の主人公の純は 
ある意味 非現実的な行動を
起こしてしまいます。


それは潜在意識の
部分によるところが多いのですが


それにより彼は
それに陶酔してしまいます。


しかし その自分と
同じような行動をとる
人間を見たとき
初めて自分というものを
知ることとなります。


 まとめ 



その初めて自分というものを
知った時


純は 原点である
軍艦島に帰るのですが


すでにそこは廃墟と化していたのです。


自分をここまで成長させ
育ててくれた軍艦島 ・・・


誇りに思っていた軍艦島


そして希望を持って
東京へ出た 自分 ・・・


しかし その東京で
覚えたことと言えば
単なる 自分の欲望
充足でしかなかった ・・・


それに気付いて 純は
軍艦島に戻ったのです。


そしてあのころの
純粋な気持ちを
取り戻したかったのかも知れません


しかし
自分を育ててくれた
当時の軍艦島の面影は どこにも
なかったのです。


あのころの気持ちも
あのころの軍艦島も


すべては 思い出になってしまっていたのです。


純は その時はじめて


自分の
気持ちのやり場の先にある
はかなさや むなしさに対し


悲しみを感じたのではないのでしょうか ・・・



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